よくわかる!FP技能検定のすべて 

 2002年よりFP(ファイナンシャルプランナー)が国家資格になっています。

 NPO法人日本FP協会と(社)金融財政事情研究会(金財)の2つの団体が検定を行います。
1級、2級、3級があって試験は学科実技と・・・・なにやらややこしいなぁ・・。
  ・・・というのでこのページを作っちゃいました。

FP技能士資格を取りたいみなさまのお役に立てれば幸いです。

 

INDEX
★かつての「FP(ファイナンシャルプランナー)資格」
★技能士資格の登場でこれまでのAFP,CFP資格はどうなるの?
★FP技能士資格をこれから目指したいんだけど・・・・
★AFP認定が先か?FP技能士認定が先か?
★FP協会に入っている意味はあるのか?
★FP技能検定試験の概要
★学科、実技って??
★受験資格
★免除基準
★FP技能士についておすすめ文献
★FP技能士についておすすめサイト



▼かつての「FP(ファイナンシャルプランナー)資格」

 
かつて、FP(ファイナンシャルプランナー)には2種類の民間資格がありました。

ひとつは
 1)NPO法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会(日本FP協会)が認定するCFPとAFP

もう一つは
 2)社団法人 金融財政事情研究会(金財)が行う、通称金財FPの1級、2級、3級

でした。

 2002年に、厚生労働省が所轄する技能検定の制度に「ファイナンシャルプランニング」
という職種が加わったことにより「FP技能士」という国家資格が誕生しました。

 これも現代の金融や経済情勢、自己責任時代の到来、年金制度や雇用不安といった
社会情勢が背景となった時代のニーズでしょう。

 今後ますます有望な資格としてクローズアップされてくるものと思われます。



▼技能士資格の登場でこれまでのAFP,CFP資格はどうなるの?

  国家資格が出来たからといってAFP,CFP資格がなくなるわけではありません。

 2003年3月までに認定試験に合格し、FP協会のAFP,CFPとして登録された方には
国家資格FP技能士になる優先権があります。

 すなわち、FP協会の実施する「特例講習」を受けて、簡単な修了試験にパスすることで
AFPはFP技能士2級、CFPは1級の国家資格が、これまでの資格にプラスする形で与えられます。

 特例講習については平成14〜19年の間に一度だけ無料で受講することが出来ましたが、
そのような移行期間は既に終わってしまいました。


 一方「金財FP」の方はFP技能士制度の誕生とともに廃止になりました。

 これまで金財FPの1級、2級、3級資格保持者の方も同じように、金財が行う
「特例講習」を受講してそれぞれ1級、2級、3級のFP技能士資格を取得することになります。

(ただし、今までの民間資格としての金財FP資格を持っていることも有効です。)



▼FP技能士資格をこれから目指したいんだけど・・・。

 FP技能士は国家資格だから厚生労働省が試験をするのかと思いきや、
そうではなく、複数指定機関方式という方法で試験が実施されます。

 すなわち、民間資格の“FP試験”をやって来た日本FP協会と金融財政事情研究会が
厚生労働省よりFP技能士検定を行う指定機関として認定され、この2つの団体が
技能検定試験を行うのです。

 日本FP協会の方は2003年2月の「AFP認定試験」より
「AFP認定、兼FP技能士2級検定試験」の新方式での試験が行われています。

 金財の方は2002年10月6日に1級の学科試験、2級、3級の第1回試験が
行われました。 日本FP協会の方は2003年2月2日(日)のAFP試験より
「AFP認定兼2級FP技能士検定」の新方式で試験が行われています。



▼AFP認定が先か?FP技能士資格が先か?

 かつて、AFP試験を受験するためにはAFP認定教育機関での研修
(通信教育を含む)が必須でした。

 そして、AFPと認定されるためには日本FP協会への入会(年会費12000円)
が条件でした。

 しかしFP技能士の認定だけを受けたいなら教育機関での研修は
必須条件ではなく、独学での受験が可能です。

 そういう意味で、FP(ファイナンシャルプランナー)という資格が
より敷居の低い資格になったといえるでしょう。

 まとめると、FP技能士2級、AFPダブル取得へのルートは大きく2パターン
考えられます。

 @金財試験で3級FP技能士取得
  →FP協会、または金財の試験で2級FP技能士取得
  →日本FP協会認定の教育機関で研修終了(2級技能士合格後2年以内)
  →AFP認定

 A日本FP協会認定の教育機関で研修終了
  →FP協会の試験で2級FP技能士受験
  →2級FP技能士、AFP資格のダブル取得

 「AFP資格は今後必要ない」ということなら@の「金財3級から受けるルート」が、
AFP資格も取得したい場合はAの「教育機関での研修から入るルート」がよいと思います。

 また「いずれAFP,CFPを目指すかも知れないが教育機関での研修にいきなりお金を
 かけるのを躊躇してしまう場合」も@のルートが良いのではないかと思います。


▼FP協会に入っている意味はあるのか??

 
シビアな質問ですが、年会費12,000円払い、2年間で15単位もしくは30単位の
継続教育を受けて、AFP、CFP資格を更新していく意味があるのか?

という疑問の声がちらほら聞かれます。確かに技能士という国家資格には
年会費も要りませんし継続単位も必要ありません。

 FP協会の方では、日本FP協会のAFP、CFPは4つのE=教育 (Education),
試験 (Examination), 経験 (Experience), 倫理 (Ethics) を必要とする資格である
ということと、CFPは国際ライセンスであることを強調しておりますが、

従来のFP協会会員で、特例講習でFP技能士を取得した人の中で
FP協会を脱会した方は結構いるのかも知れません。



▼FP技能検定の概要

等級 学科・実技 実技試験の選択科目 実施団体 受験料
1級技能士 学科    -------- (財)金融財政事情研究会  8,900円
実技 資産相談業務 (財)金融財政事情研究会  25,000円
資産設計提案業務  日本FP協会  20,000円
2級技能士 学科    -------- (財)金融財政事情研究会  4,200円
   --------  日本FP協会  4,200円
実技 個人資産相談業務 (財)金融財政事情研究会 各4,500円
(いずれかひとつ
を選んで受験)
中小事業主資産相談業務
生保顧客資産相談業務
損保顧客資産相談業務
資産設計提案業務  日本FP協会  4,500円
3級技能士 学科    -------- (財)金融財政事情研究会  3,000円
実技 個人資産相談業務 (財)金融財政事情研究会 各3,000円
(いずれかひとつを
選んで受験)
生保顧客資産相談業務

※注 オレンジ色がFP協会、水色が金財、黄緑が2つの団体での検定が行われる部分です。 最新情報はFP協会ときんざいのホームページをご確認ください。



▼「学科」「実技」って??

  
1、2、3級ともに「学科」と「実技」、両方に合格して初めて技能士の認定がされます。

 「実技」という呼び方ですが2級3級に関しては問題が「ケーススタディ」になるというだけで
ペーパー試験であることに変わりはありません。

 どちらかのみ合格した場合は「一部合格者」となり、翌々年度までに行われる検定で
もう一方を合格すれば技能士○級の認定が受けられます。

 表のとおり、3級はいまのところ金財のみの実施です。
 1級2級については実技と学科を別の団体で別の日に受験することも可能です。

 ただし1級の実技検定は学科と同時に受験する場合以外をのぞいて、
学科に合格している人のみ受験することが出来ます。




▼受験資格

等級 学科・実技 受験資格 備考
1級 学科試験 2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者 金財、日本FP協会が発行した2級の合格書を有するもの
FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者           -----
厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
実技試験 1級学科試験の合格者
日本FP協会のCFP認定者
日本FP協会のCFP審査試験の合格者
2級 学科試験
実技試験
3級技能検定の合格者            -----
FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
日本FP協会がAFP認定研修を終了した者
厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
3級 学科試験
実技試験
FP業務に従事している者または従事しようとしている者            ------


  この「実務経験」というところは特に金融機関や保険会社に在籍した証明を出さなくても自己申告でよいそうです。



▼免除基準

等級 免除される試験 免除を受けることが出来る者 備考
1級 学科試験 1級技能検定の合格者(FP協会の試験で"技能士"合格したけど金財でも受けたい。またはその逆のケース)        ---
学科試験 日本FP協会のCFP認定者
学科試験 日本FP協会のCFP審査試験の合格者(注1)
2級 学科試験 2級の技能検定の合格者(別の科目、または別の団体で技能士の認定を受けたいケース) 金財、または日本FP協会が発行した2級合格書を有する者
学科試験(注2) 2級学科試験の合格者 (学科試験合格後、実技試験を受けるケース) 金財、または日本FP協会が実施する2級学科試験に合格した者
実技試験(注3) 2級実技試験の合格者(実技試験合格後、学科試験を受けるケース) 金財、または日本FP協会が実施する2級実技試験に合格した者
3級 学科試験 3級技能検定の合格者(個人資産相談業務で3級を取ったが、保険顧客資産相談業務でも3級の認定を受けたいというケース)       ---
学科試験(注2) 3級学科試験の合格者
実技試験(注3) 2級実技試験の合格者

(注1)合格日が実施試験の行われる日の属する年度およびその前年度、前々年度に属するものに限る
(注2)合格した学科試験日の試験日の翌々年度までに行われたものに限る。
(注3)合格した実技試験日の試験日の翌々年度までに行われたもので、合格した選択科目に限る。

 要するに重要なのはオレンジ色でマークした部分は「CFP」合格者または
認定者が1級の学科試験免除になるという部分です。

 そのほか仰々しくいろんな免除規定が書かれて表になっていますが、
結局のところ「実技(1科目)」と「学科」両方に合格してくださいよ・・・ということです。

 ここで少し注意していただきたいのは、技能検定を一度合格していても、
もう一度受験する場合があるということです。

 それは大きく分けて「日本FP協会試験で技能士に合格したのに金財試験でも
合格しておきたいケース」と「2級3級について別の科目で認定を受けるケース」の
2つです。

 例えば「FP技能士の肩書きのもと、銀行で個人資産の業務をしていた人が、
転職して保険関連の業務をするので、保険の科目でも技能士を取得しておこう」、
「FP協会で技能士を合格したが金財の試験も受けてみたい」というです。

 こういった一度認定を受けたがもう一度受験する場合は「学科試験」の方が
免除になりますよ・・・ということが表中で表されています。

 技能検定の合格書には実技試験で合格した科目名が記載されるので
可能性としてはあり得るそうです。







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